sedoブログ

ブログを通じて、人として成長していく

MENU

心の健康管理について/元精神科看護師がメンタルケアの大切さを説明します

こんにちは!久しぶりのsedoブログ更新です。

 

別サイトで児童福祉メインの記事を書いてたり、ライターのお仕事等をしてたらすっかりはてなブログから遠ざかってしまいました(;・∀・)

 

心機一転、ブログテーマを「心の健康管理」にしてまた更新していきたいと思います。初めての方も、久しぶりの方もよろしくお願いいたします!

 

心の健康管理とは?体もだけど心が特に大事です!!

人が人生の中で、うつ病にかかる平均的な確率は6~7割ほどと言われています。

統計的な確率ですが、かなり高いです。

 

僕は20代の半ばから30代の半ばまで、約10年にわたって精神科病院で看護師をしてきました。

 

うつ病で入院してくる患者さんもいて、入院するレベルの患者さんはほとんど重度のうつ病の方でした。

 

自殺未遂をおこして、救急病院で処置を受けてから僕が務めている病院に移送されてくるパターンが多かったです。

 

うつ病になる原因は…??

うつ病になる原因は人それぞれですが、対人関係によるストレスが原因で病気を引き起こす場合が多いです。

 

もともとうつ病気質な方もいますが、過度のストレスで自律神経のバランスがとれなくなり、発病する人もいます。

心の容量を例えると…

人によってストレスに耐えられる心の容量は違います。

 

コップで例えると、Aさんの心の容量はビール大ジョッキ、ある程度ストレスを注ぎ込まれても簡単にはあふれません。

 

しかし、Bさんの心の容量は瓶ビールの乾杯用の小さいグラス。少しでも気をぬくと簡単にあふれてしまいます。

 

この心の容量に注ぎ込まれたストレスがあふれ出すと自律神経が乱れだし、うつ病などの心の病気の原因となります。

 

同じ出来事を複数人が体験しても、みな心の容量が違うため、耐えられる人とそうではない人が現れます。

 

特に問題なのは…

この事が世間的にあまり知られていないことです。

 

職場の上司や、自身の親、もしくは友達にいたっても、ストレスに対する心の容量オーバーで病気になってしまう事を知りません。

 

「Aさんは出来るのに何でBさんは出来ないの?」

「Bさんは努力が足りないんだよ、もっと頑張らないと…」

 

心の容量が大型タイプの人がつい言いがちなセリフです。

 

まったく逆効果で、心の容量からどんどん負の感情があふれ出して心の病気への道のりが近まります。

 

年間自殺者数の変動…

平成10年から平成23年の間の年間自殺者数は常に3万人を超えており、大きな社会問題となりました。

 

政府は企業に対して産業医の導入を勧告し、またメンタルヘルス制度を義務化にするなどして自殺者の減少を図りました。また自治体は自殺者相談窓口の設置個所を増やすなどの対策を行います。

 

その結果、平成24年は13年ぶりに年間の自殺者数が3万人を下回りました。

その後は自殺者数は減少傾向にありましたが、令和元年ごろより再び自殺者数が増加しつつあります。これは「コロナウイルス」による社会的な影響が大きいと見られています。

 

心の病気、周囲への理解を求めたい…しかし難しい…

ストレスマネジメントが現実化し、従業員が50名以上の職場にはメンタルヘルスの担当スタッフを配置しなければならくなりました。

 

僕も、介護施設でケアマネージャーをしていた頃は、ケアマネージャー業務と兼務でメンタルヘルスの担当もしていました。

 

メンタルヘルスの研修も受けて、実際にストレスについてのアンケート調査をしたり、直接当人と面接を行ったりしましたが、ストレスの根源を辿るとやはり「人」です。

 

心の病気に対して、理解のある管理者やスタッフであれば、周りでフォローをしながら連携をたてて、無理のないペースでお仕事を継続させてあげれるのですが、僕の経験上、必ず文句を言ってくるスタッフがいます。

 

「なんでBさんの仕事内容は他の人と違うの?」

「Bさんは調子悪いとすぐ帰っちゃうけど、会社的にいいの?それ?」

「なんかBさんばっかり待遇良くない?なんなの?」

 

いるんです。絶対。これ言う人。

 

結局、その人たちのせいで大概Bさんは職場を去っていきます。

 

メンタルケアの重要性、無理をしないで生き延びる。

心の病気を患っている方で、今置かれている状況は千差万別です。

なので、明確な答えなんてないのですが、ただ一つ言えるのは

「無理をせず生き延びる事です。」

 

ストレスが原因で心も体もつらい…なら、無理せず休みましょう。

無責任な言い方にも聞こえるかもしれませんが、無理して頑張って倒れてしまったら本末転倒です。

 

それに、無理して頑張って病気になって、あなたが働けなくなっても

務めている会社があなたを助けてくれる保証はありません。

 

傷病手当はうつ病の方にも適応されますが、在職期間に応じて取得制限が決まっている会社もあります。場合によっては法に触れない程度の言い回し方で自主退職を促してくる場合もあります。

 

僕の過去の経験上からも、会社が社員を慈悲深く守ってくれるとは思いません。

思い切って転職もあり

結局、仕事や、職場の人間関係が原因で心の病気になっているのなら、根本から改善させないといけません。

 

一番手っ取り早いのが転職です。

 

とても迷うと思います。お金のことや、再就職ができるのか…等。

 

しかし、かかえているストレスが容量オーバーしていて、改善の余地もなく、心の病気も良くならないのなら、転職は一番有力な打開策です。

 

退職ではなく転職です(退職もするんですけど…)。

 

あらかじめ再就職したい希望の職種や職場をネットなどでリサーチしておくと良いかと思います。

 

ハローワーク職業訓練も活用するとより職幅が広がります。

転職を機会として、自分の世界を広げるのもありかと思います。

 

おわりに

久しぶりのはてなブログだったのでちょっとたくさん書いてしまいました。

 

「心の健康」に関して書きたいことはまだたくさんあって、今回はまだその一部だけです。続きはまた追って書いていきたいと思います。

 

最後まで見てくれてたら嬉しいです。無理のない日々を過ごしていきましょう(^_-)-☆

 

*フォロワー8万を超えるIT企業営業部長、はるゆきさんの著書!

「ものごとが好転する「伝え方」のすべて」僕も読みました!

コミュニケーションが苦手、だけど人付き合いは避けられない…そんな方にお勧めです(^^♪とっても読みやすかったですよ!

  

 

 

 

日本ブログ村ランキングに参加しました!

よければクリックのご協力をお願いいたします<m(__)m>

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村